2024年7月28日放送のゲンキの時間で尿路結石を予防する食事法について紹介されました!
教えてくれたのは新百合ヶ丘総合病院 泌尿器科 尿路結石破砕治療センター センター長 医学博士の荒川孝先生です。
尿路結石を予防する食事法
尿路結石を予防する理由
荒川孝先生がおっしゃるには尿路結石は、体内でシュウ酸とカルシウムが結合してできる石です。
これが尿路に詰まると激しい痛みを引き起こし、放置すると腎臓にも悪影響を及ぼし機能を失う可能性もあるそうです。
尿路結石を予防するためには、シュウ酸とカルシウムのバランスを取ることが重要です。
尿路結石を予防する食事法のやり方
尿路結石を予防する食事法として荒川孝先生が教えてくださったのはこちらです。
1)シュウ酸を含む野菜を茹でる。
シュウ酸は茹でることでお湯に抜けていきます。例えば、ホウレン草を3分間茹でると、シュウ酸の含有量が54.1%にまで減少します。
短い茹で時間では効果がないため、少なくとも3分茹でることを心がけましょう。
一般的な調理方法では、茹で時間が30秒程度のことが多いですが、これではシュウ酸の含有量にほとんど変化がありません。
3分間茹でることで、ホウレン草の風味や食感をあまり損なわずに美味しく食べることができます。
2)カルシウムを加えて食べる。
シュウ酸を多く含む食材を食べるときには、カルシウムを加えて食べると効果的です。
シュウ酸とカルシウムが小腸で結合すれば、便として排出されるため、尿路結石の予防につながります。
シュウ酸が多すぎると、カルシウムと結合できずに体内に吸収され、腎臓で結石になる可能性があります。
そのため、シュウ酸とカルシウムをバランスよく摂取することが大切です。
3)食材の組み合わせを工夫する。
ホウレン草のおひたしにはカルシウムを含むシラスをのせて食べるのが良いです。
その他にも、レタスは海苔と合わせてサラダにしたり、バナナにはヨーグルトを添えたり、コーヒーや紅茶は低脂肪の牛乳で割ったりすると効果的です。
これらの組み合わせを工夫することで、尿路結石の予防に役立ちます。
まとめ
尿路結石を予防するための食事法についてご紹介しました。
シュウ酸を含む食材を茹でたり、カルシウムを加えたりすることで効果的に予防できます。日々の食事に工夫を取り入れて、健康な体を維持しましょう。それでは、ありがとうございました!
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